いったいいくらかかるのやら。オーガスタナショナルの大改造始まる
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/05/29号
2018/08/13更新

いったいいくらかかるのやら。
オーガスタナショナルの大改造始まる

 オーガスタナショナルGCは例年、5月末~10月頃まで休場するが、小欄でもお伝えした大改造は、すでに始まっている。

今年のマスターズが終わって1週間後には工事がスタート(数年間の工期を予定)。とはいえ、コース内の工事が行われたわけではない。今年は一部が駐車場として利用されていた、4番グリーンと5番ティの奥が工事現場だ。つまり、コースの外で地ならしが行われているので、プレーには支障がない。

今年1月にオーガスタ市の開発局に提出した工事資料(今年のマスターズ2日目に若干書き換えられて再提出している)には「5番の改造」という表題がつけられており、休場後に455ヤードの5番ホールとつなげて、ティをさらに後ろに下げて、ホールのヤーデージを伸ばす計画だ。

オーガスタナショナルのフレッド・リドレー会長は、この工事についてマスターズ期間には何も語らなかったが、これまでに「ボビー・ジョーンズとアリスター・マッケンジーのコースの設計理念を維持していく」と話していた。これは、その後に予定されている13番ホールの改造なども念頭に入れての発言だろうが、今回の工事では、9万3500平米、約2万8000坪が新たにコースの敷地となる。これまであった道路を迂回させる工事が必要となるうえ、27本の大木を含め100本以上の樹木、200のさまざまな植物が植えられるなど、かなり大がかりなものとなる。「コースの設計理念を維持する」ということで、見た目には、コースの雰囲気が大きく変わるということはなさそうだが、1ホールのヤーデージを伸ばすためだけに、いったいどれくらいの金がかかるのだろうか……? ゴルフボールやクラブの飛距離制限に、オーガスタナショナルが積極的な姿勢をとっているのも頷けるものがある。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2009/01/09 またまたオーガスタ改造でマスターズがこう変わる
2016/03/16 1Y伸ばすのに6000万!マスターズ名物13番が変わる!?

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト