JGTO青木体制2期目発足。目玉はやはり石川遼!?
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/04/10号
2018/08/13更新

JGTO青木体制2期目発足。
目玉はやはり石川遼!?

 JGTO(日本ゴルフツアー機構)の青木功会長体制2期目がスタートしたが、目玉は副会長に就任した石川遼の"発信力"のようだ。

青木会長、2人の副会長、常務理事のほか、理事15人の計19人で、1期目より2人増えているが、実は2人とも"青木ファミリー"(1人はキャディ)で、実質的な青木体制の強化!? 同機構の理論的支柱だった大西久光氏は副会長から理事に下りたが、高齢が理由という。ちなみに尾崎将司にも副会長要請があり、当初は受け入れに前向きだったようだが、一転拒否となった。

プロゴルファーの理事は深堀圭一郎、薗田峻輔、渡辺司、佐藤信人、田島創志の5人。多い気もするだろうが、JGTOの運営原資は選手たちの年会費(1万円)や得た賞金の3%(昨年実績)など、選手が供出する部分も大きいのが理由。ちなみにJGTO最大の収入はトーナメントの公認料で、それにQTのエントリーフィ(これも選手たちが負担する)もバカにならない金額という。

その選手を束ねる選手会会長の石川遼が今回JGTOの副会長に就任したのだった。青木が「観に来てよかった選手をつくること。そしてスポンサーの評価が高まる施策を1、2年のうちに作りたい」と抱負を語った。その後を受けた石川は「スポンサーへの営業も大切ですが、なぜ試合数が減ったのか知ることが先決。ファンやスポンサーに感謝の気持ちを伝える方法はいくらでもあります。プロアマを土曜日にやる試合も増えているし、27ホールでのコースで試合をやった場合、使わない9ホールに予選落ちした選手、女子プロを呼んでより多くのプロアマを楽しむ方法だってあります」

石川のメディアへの対応力、コメントの発信力は群を抜く。プレーヤーとの兼務は大変だろうが、組織のリーダーとしても学んでもらい、近い将来、米ツアー中興の祖、2代目コミッショナー、ディーン・ビーマンのような存在になってもらいたい、というのは期待のしすぎだろうか?

 
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