タンスに眠るウェア、寄付で貢献。姫路市のゴルフ協会
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/03/13号
2018/03/12更新

タンスに眠るウェア、寄付で貢献。
姫路市のゴルフ協会

 兵庫県姫路市ゴルフ協会が行っている社会支援がこれまでなかった取り組みとして話題になっているが、その内容とは……。

同協会に所属するゴルフ場、練習場に、一般ゴルファーから使わなくなったゴルフウェアを提供してもらい、それをNPO法人「釜ヶ崎支援機構」に渡すというもの。同機構は路上生活者の自立を支援するために設立。1日約100人の同市内のホームレスや日雇い労働者に配布しているが、寒い冬は上着が不足しがちで、防寒対策になるゴルフウェアは重宝がられているという。

同協会では昨年12月に試験的に始めたところ、170着のセーターが集まったという。1月には2度目も行われ、500着が提供された。

「ある練習場の理事の方の発案で始めたのですが、役に立ててよかったです。一般ゴルファーは、捨てるには抵抗があるといったウェアを持っているということでしょうね。少しでも社会的支援ができればゴルファーにとってもうれしいこと。これからも継続していきたい」(姫路市ゴルフ協会事務局・山田邦彦氏)

ウェアの受付場所は以下の通り。ゴルフ場では青山GC、旭国際姫路GC、白鷺GC、姫路シーサイドGC。練習場ではエブナゴルフセンター(豊富町)、ニッケGC京口センター(城東町)。

確かに微妙な流行の変化でタンスにウェアを眠らせている人は多いだろう。ゴルファーならではの社会貢献の広がりに期待したい。

 
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