強い選手を求め海外へ。日本の若者が豪州で躍動
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/02/13号
2018/02/13更新

強い選手を求め海外へ。
日本の若者が豪州で躍動

 オーストラリアアマチュア選手権で日本の山口すず夏(17歳・共立女子高2年)と中島啓太(17歳・代々木高2年)がアベックV。日本人優勝も男女同時優勝も、共に初の快挙だ。山口に話を聞いた。

なんと頼もしい!

── 今回はナショナルチームメンバーの参加が多いなか「個人資格」で出場ということだが。

山口 私はアマの試合であまり良い成績が出ず、ナショナルチームに入っていないので、この試合は去年も(個人資格で)出場しています。理由は畑岡奈紗さんに「韓国チームの強い選手も多く出ているしイイよ」と勧められたので。去年は決勝ラウンド一回戦敗退でした。全米女子オープンで2位のチェ・ヘジンとか強い選手が多く、上位は韓国勢が独占。それで、今年も「強い子たちと戦える」という気持ちと、去年のリベンジを期して出場しました。

── 予選1位通過の韓国のチョ・アイエンに決勝では6&5と圧勝でした。

山口 パットが良かったです。勝負どころで相手のほうが良いラインを残すことも多かったんですが、そういう時の4~5メートルのパットを入れることができたので。それを見て多分、相手がプレッシャーを受けてパットを外したケースも多かったです。決勝戦は31ホールで12アンダーだったので、勝因はパッティングだと思います。

── 今後の目標は?

山口 今回の優勝で、2月15日からの全豪女子オープンに出られるようになりました。今年は出来るだけ海外の試合に挑戦していきたいです。

── 海外志向が強い?

山口 でも、まずは日本で活躍して、その後、アメリカに行って賞金女王になることが目標です。一番の目標はオリンピックに出て金メダルを獲ることなんですけどね。

 海外の試合に"強い相手"を求めて出ていくという心意気や良し! 頼もしい大和なでしこ・山口と、もちろん中島啓太にも要注目

 
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