兵庫県民おなじみののじぎくOPって……?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/19号
2018/01/26更新

兵庫県民おなじみの
のじぎくOPって……?

 兵庫県のゴルファーなら誰もが耳にしたことのある大会『のじぎくオープン』をご存じだろうか。

 まず参加人数の多さが人気を物語る。11月開催の本戦には90名のアマチュアと30名の男女のシニアプロが出場。大会方式はアンダーハンディ戦で、一般アマは本戦出場に向けて、1月~6月に行われる予選から本戦を目指す。今年の一次予選の参加者は2878名。毎年3000名近くが参加することからも、ゴルフ振興に大いに役立っているといえるだろう。参加者が多い理由の一つがアンダーハンディ方式で行われている点。兵庫県といえばゴルフの伝承の地だが、そんな長い歴史を持つ兵庫県においてもアンダーハンディ競技は過去、皆無に等しい。ゴルフは大きくスクラッチ競技とHCを活用した競技に分かれるが、誰もが参加できることが本大会の意義の一つでもある。本戦ではプロ1人に対してアマチュア3人が1組となって予選1日目が行われ、2日目が決勝。今年は高橋勝成、羽川豊、井戸木鴻樹ら錚々たる面々が出場し、盛り上げに一役買った。

 "のじぎく"とは菊の一種で、兵庫県の県花。阪神競馬の『野路菊ステークス』を思い出す人も多いだろう。東京五輪に向け、ゴルファー人口の減少は避けては通れない難問だが、そんな課題に対しても本大会は大きな意味を持つ。本戦開催コースは第一回の宝塚GCをはじめ、節目となる第10回大会は鳴尾GC。日本を代表するコースで行われている点からも、県をあげてゴルフの発展に協力しようという姿勢が感じられる。

 
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