9打差という圧倒的な強さで、ダンロップフェニック連覇を達成したブルックス・ケプカ。そのクラブセッティングは、4つのメーカーで構成されたハイブリッドなものだった。
ケプカはナイキ契約プロだが、昨年8月、同社がクラブ・ボール事業から撤退したのを期に、新たなクラブ選びの必要に迫られた。その時、ツイッターでアプローチしたのがミズノ。「すべてのゴルファーに扉を開いて待ってるよ」というツイート(※現在は削除)を見たケプカが、自らミズノにコンタクトを取り、アイアンの使用が決まったという。ケプカのアイアンは、日本未発売の「JPX 900ツアー」。コンパクトなヘッドの軟鉄鍛造アイアンで、ルーク・ドナルドをはじめ、海外プロの使用者が多いモデルだ。
ドライバーは、テーラーメイドの「M2」2016年モデル。タイガー・ウッズをはじめ、ナイキ契約のプロがこのドライバーにスイッチするケースが多い。昨年発売のモデルだが、ケプカは最新モデルには移行せず、前モデルを継続使用。ウェッジとパターはタイトリストで、もともと同社契約だったケプカにとっては無難なチョイス。唯一のナイキのクラブが、「ベイパーフライプロ」の3番アイアン。260ヤード以上飛ばす、大きな武器になっていて、なかなか変えられないようだ。ゴルフライターの児山和弘氏は、「自分がクラブに求める機能を、4メーカーから選ぶ。その見極めの確かさを感じるセッティングです」と言う。ケプカの強さの理由のひとつだ。
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