本業が好調でオーガスタのラウンド白紙。涙をのんだテニス選手
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/12号
2017/12/23更新

本業が好調でオーガスタのラウンド白紙
涙をのんだテニス選手

  楽しみにしていたゴルフが予期せぬできごとで叶わなくなる。しかも憧れのオーガスタでのラウンドがフイになったとしたら? そんな"不運"に見舞われたテニス選手の話。

 アメリカ出身のプロテニスプレーヤー、ジャック・ソックはシーズンオフを目前に大好きなゴルフに心を馳せていた。親友と彼のフィアンセと一緒に憧れのオーガスタナショナルGCでのラウンドが実現するはずだったのだ。

 親友の婚約者の父が"世界でもっともメンバーになるのが困難なクラブ"のメンバーだったことでスタート時間をセッティングしてくれ、あとはシーズン終了を待つばかり。ところが最終戦のパリマスターズで本人すら予想しなかった優勝。おまけに翌週から今年もっとも活躍した上位8名のみで競われるATPワールドツアーファイナルの出場権まで手に入った。

 もちろん本業の快挙は喜ばしい。しかし問題はオーガスタでの「一生に一度あるかないかのチャンス」を泣く泣く諦めなければならなくなったこと。

 トップ8が勢ぞろいしたエリートフィールドでソックは準決勝まで進んだが、ディミトロフに敗れ優勝はならなかった。

 試合後記者会見で感想を求められると開口一番「今は来年の抱負など語りたくない。とにかくゴルフがしたいんだ!」とピシャリ。「そもそも自分はここに出るような選手じゃない。いい勉強になったよ」と言い残した25歳のゴルフフリークに、いずれオーガスタに再チャレンジできる日がくると良いのだが……。

 ところでテニス界にはゴルフ好きが多い。古くはイワン・レンドルが引退後プロゴルファーに転身。今年のATPファイナルに出場していたフェデラーはタイガーの親友で2人はお互いのスポーツを一緒に楽しむことがあるとか。

 また錦織圭にゴルフの手ほどきをしたのは池田勇太で、2人にはスポーツの垣根を越えた交流がある。ソックも将来はプロゴルファーになったりして!?

 
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