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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/9号
2010/1/29更新
元クリケット選手が欧州ツアーで大活躍。
女子バレーの宝来もプロを目指す


プロ野球OBの試合へ出場した尾崎将司

 元クリケット選手のジェームス・モリソンが欧州ツアーに参戦し、話題となっている。日本では、尾崎将司がプロ野球の世界からゴルフへ転向して成功したことが有名だが、他競技を極めたどんな選手たちがプロゴルファーとして戦っているのだろうか?

 モリソンは180センチ、81キロと恵まれた体格の24歳。数年前まで二足のわらじを履いていたが「クリケットでプロになるつもりはなかった」と、06年にQTに挑戦。プロゴルファーに転向した。

 最初は下部のチャレンジツアーからの参戦となったが、09年に同ツアーの賞金ランク18位に入り、今季から欧州ツアーへの出場権を獲得。今月のアフリカオープンでは4位に入る活躍を見せた。

 国内でもゴルファー転身を決意した選手がいる。世界選手権などで日本代表入りしたバレーボールの宝来麻紀子だ。ただ宝来の場合はゴルフ未経験。そのため、まだ基礎的な練習のみでコースにも出たことがない。しかし3年以内のプロテスト合格を目指しているという。

 自身もバレーボールからプロゴルファーに転向したレッスン・オブ・ザ・イヤーの青山薫プロは、
「ホッケーや野球といった道具を使ってやる球技スポーツ経験者はゴルフに入りやすい。特にテニスはフェース面を使うからゴルフに似ていていい」
と話す。一方で向かないスポーツとしては、ウエイトリフティングや重量挙げなど「筋力がつきすぎてしまい、ゴルフをするには邪魔になる」と説明する。

 またバレーボールは、
「スパイクを打つとき、ステップをしてジャンプをする場合、左サイドに壁を作らないといけない。スウィングするときも左サイドに壁を作るので、それがしっかりできる」とメリットがあったという。

 過去にはアメリカでテニスの4大大会で3勝したエルスワース・バインズが、ゴルファーとしても全米プロ選手権(当時はマッチプレー)で4強入りしたなど、両競技で成功した例もある。その一方で実は挫折例も多いだけに両選手がこれからどんなプレーを見せるか楽しみだ。




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