三好の16番にも"魔"が!まさかの11打……
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/24号
2017/12/13更新

三好の16番にも"魔"が!
まさかの11打……

 トップ杯東海クラシック3日目に、三好CC西コース名物の16番パー3でスンス・ハンが11を記録した。

最終日はキム・ヒョンソンが魔に魅入られ(?)トリプル

 グリーン左サイドに外れたボールは木々が茂る急傾斜のガケを転がり落ち、木を縫って打ち上げていくアプローチが強いられる16番。この日の実質距離は200ヤード超、しかもアゲンストの風で、平均ストロークは3・522と最難関ホールだった。

 ハンのティショットはガケ下に落ち、2、3打目は上がり切らず。4、5打目は木を直撃して跳ね返される。6打目でようやくグリーン右のラフまで持ってくるも、7打目はグリーンを通り抜け、再びガケ下へ……。

 「同じことを繰り返さないように」と、8打目はティグラウンド方向に戻す。ピンまで60ヤードの9打目をグリーン右のカラーに運び、2打でホールアウト。詳細なデータが残る85年以降、このホールの大会最多記録を2打更新した。

 男子ツアーでは、06年のアコムインターナショナルでの立山光広の19がある。茨城・石岡GCの8番パー3で第2打を奥のブッシュに打ち込む。ボールは草に覆われてよく見えず「だいたいこの辺りだろう」と勘でクラブを振り続け、17打でグリーンオン。そこから2パットだった。

 しかし、記録上のワーストは、87年の東海クラシックにおける鈴木規夫の42だ。といっても実際に42叩いたわけではなく、アウトの合計スコアを9番の欄に誤記入。鈴木は18ホールの最多記録122の樹立者にもなった。

 実打では、14年東建ホームメイトカップで主催者推薦の大津将史がアウト53・イン48の101でラウンド。内訳はプラス4が3、トリ2、ダボ2、ボギー9、パー1、バーディ1。出入り、というか出の激しいゴルフだった。

 女子でも8月のNEC軽井沢72で、山田成美が5番パー4で14オン1パット、計15の大叩き。2打目を手前の池に入れると、ドロップゾーンからも4連続の池ポチャ……。女子プロ協会にホールごとの記録が残る90年以降での最多打数となった。

 
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