ワンアジアツアーが風前の灯という。どういうことか。
同ツアーが開催する主な4試合のうち、韓国で開催される2試合がアジアンツアーに移行することが明らかになったのだ。2006年にアジアンツアーと袂を分かち、中国、韓国、オーストラリアを中心に年間10数試合を開催していたワンアジアツアーだが、年々試合数が減少。残るは、他ツアーの協賛を仰ぐボルボ中国オープンとオーストラリアンオープンのみ。
韓国ゴルフ協会のホ・グァンス会長は「アジアンツアーはその質と選手の層の厚さで、韓国での私たちのトーナメントの評価をさらに高めることになるだろう。加えてアジアンツアーの国際的なテレビ中継と配給は、スポンサーにとっても大きい」とワンアジアツアーから離れアジアンツアーに参加する理由を説明。
もともと、アジアンツアーは、アジアサーキットを経たAPGAツアー(アジアプロゴルフツアー)から独立する形で試合を受け継いでいる。それに対して元のAPGAツアーのプロモーターなどが3年遅れて作ったのがワンアジアツアーだ。ゆえに両ツアーはライバル関係にあり、選手流出に気を使ってきたのだが、ここ数年は試合数の多いアジアンツアーに選手とスポンサーが集中。ワンアジアを圧倒していた。それがここにきての試合移行で、ダメ押しとなった感もある。これを機にツアー団体の淘汰時代が始まるのだろうか?
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