ワンアジアわずか2試合ツアーも淘汰の時代?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/10号
2017/11/06更新

ワンアジアわずか2試合
ツアーも淘汰の時代?

 ワンアジアツアーが風前の灯という。どういうことか。

 同ツアーが開催する主な4試合のうち、韓国で開催される2試合がアジアンツアーに移行することが明らかになったのだ。2006年にアジアンツアーと袂を分かち、中国、韓国、オーストラリアを中心に年間10数試合を開催していたワンアジアツアーだが、年々試合数が減少。残るは、他ツアーの協賛を仰ぐボルボ中国オープンとオーストラリアンオープンのみ。

 韓国ゴルフ協会のホ・グァンス会長は「アジアンツアーはその質と選手の層の厚さで、韓国での私たちのトーナメントの評価をさらに高めることになるだろう。加えてアジアンツアーの国際的なテレビ中継と配給は、スポンサーにとっても大きい」とワンアジアツアーから離れアジアンツアーに参加する理由を説明。

 もともと、アジアンツアーは、アジアサーキットを経たAPGAツアー(アジアプロゴルフツアー)から独立する形で試合を受け継いでいる。それに対して元のAPGAツアーのプロモーターなどが3年遅れて作ったのがワンアジアツアーだ。ゆえに両ツアーはライバル関係にあり、選手流出に気を使ってきたのだが、ここ数年は試合数の多いアジアンツアーに選手とスポンサーが集中。ワンアジアを圧倒していた。それがここにきての試合移行で、ダメ押しとなった感もある。これを機にツアー団体の淘汰時代が始まるのだろうか?

 
【関連記事】こちらも注目です!
2012/02/06 中嶋2世も通過。アジア&ワンアジアのQTに日本人が大挙エントリー
2013/02/12 開幕戦にはしないけど…ワンアジアと共同開催
2008/03/28 JGTO、ワンアジアツアー構想に賛同する背景にスポンサーの影響あり

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト