マキロイが“小僧”卒業、SNS封印宣言
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/08/01号
2017/07/31更新

マキロイが“小僧”卒業、
SNS封印宣言

 一国の大統領がありとあらゆる事柄をツイッターで発信する時代。ゴルフ界ではその流れに逆行するかのように世界ランク4位のローリー・マキロイが、自らのツイッターを封印すると宣言し話題になっている。

 ことの発端は全米オープンでマキロイが予選落ちを喫した直後のこと。かつて「世界でもっとも美しいスウィングの持ち主」と称された全米プロチャンピオンのスティーブ・エルキントンがツイッターでこうつぶやいたのだ。

 「マキロイはゴルフに相当飽きているようだ。タイガーもいないし、メジャーには4勝しているし、銀行には1億ドル(100億円超)あるし……」

 この文面にカチンときたマキロイは「2億(200億円超)は下らないね。"退屈してる"28歳にしては悪くないでしょ」とつぶやき返し、物議を呼んだ。

 「メディア関係者や一般の人のつぶやきだったらスルーしたけれど、メジャー王者のひとりでもある人のツイートだからね。ゴルフを生業にすることがいかに大変か、知り尽くしている同業者の声には反応せざるを得なかった」とマキロイ。

 本人によると5回ほど書いては消し、書いては消しを繰り返し、最後に決断し投稿したというが、しばらくして自らの行為をひどく後悔。新婚の妻エリカさんに携帯を渡し「パスワードを変えてほしい。新しいパスワードは僕には教えないで」と頼んだのだという。ソーシャルメディアに振り回されるのはもうたくさん、という意思表示の表れか。「誰が何を書き込もうが関係ない。そういう自分になりたい」(マキロイ)

 連覇がかかったアイリッシュオープンでは、初日に大叩きして連覇を逃したが、「まだメジャーは2つ残っている。全英も好きだし、2勝している全米プロも今年は米ツアーで僕が初優勝したクエイルホローCで開催されるしチャンスはある。今はSNSに煩わされている場合じゃない」 

 "やんちゃな問題児"といわれたマキロイももうすぐ30歳。そろそろ"オトナの強さ"を見せつけてほしい。

 
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