マキロイ、スッキリ!「10時間」で裁判和解
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/2/24号
2015/2/17更新

マキロイ、スッキリ!
「10時間」で裁判和解

 先週お伝えしたローリー・マキロイと元事務所をめぐる裁判の続報。長期化が予想されていたが急転和解と相成ったようだ。

 現地時間2月3日に行われた第一回公判に黒縁メガネにスーツの正装で出廷し、その発言に注目が集まったマキロイ(だが実際にはコメントせず)。元事務所と交わした契約が不当で不公正であるとして起こした裁判は、元事務所のホライズンスポーツマネジメント側がマキロイを契約不履行で逆提訴するなど泥沼の様相を呈していた。裁判の準備のためマキロイは昨秋のアジア遠征を取りやめており、ことの深刻さが伺われる状況だった。

 ところが裁判が始まると一転。地元北アイルランドのダブリンで行われた第一回公判で裁判長が双方に問題点を整理し話し合うべきと進言したことにより、その後10時間近く双方の代理人が話し合いを行った結果、翌4日に急転直下の和解が成立。「双方にとって満足のいく結果になった」との共同声明が発表され一件落着"手打ち"となった。

 和解の具体的内容については公表されていないが、英国メディアによると契約期間が残っている段階で元事務所を離れたことに関しマキロイサイドが1300万ポンド(約24億円)の違約金を支払うことで合意したと見られている。

 和解声明が発表された4日、法廷にマキロイの姿はなかったがホライズンスポーツマネジメントのCEOコナー・リッジ氏が"ほぼ勝訴"に歓喜し支持者と喜びを分かち合っていたのが印象的。

 フォーブス誌は「(マキロイほどの富豪にとっては)わずかな金額で問題を解決できた」と評したが、これで若き世界ナンバー1がゴルフに集中できる環境は整ったといえそうだ。

 
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