週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ふるさといわきを思う若者を応援。
積極雇用するコース

　いわき市が主宰する「いわき人財育成企業アワード２０１７」が先日、小名浜オーシャンホテル＆ＧＣ（福島県）に対して新規高卒者雇用優良企業として感謝状を授与した。

　同アワードは２００９年から毎年実施されているもので、感謝状授与年度の前３カ年度で福島県内の高校を新規に卒業した正規雇用者数が各年度２人以上であること、合計で15人以上であることに加えて、市長が別に定める基準を満たしている企業が対象となる。

　小名浜オーシャンホテル＆ＧＣは東日本大震災が起こった２０１１年こそ地震の被害で約３週間の休業を余儀なくされたこともあって採用ゼロだったが、翌年以降は２０１２年３名、13年７名、14年８名、15年10名、16年10名、そして今年４月の採用予定者は11名と年々その数を増やしており、その点が評価された。

　「以前から地元出身の人間を積極的に採用しようとしていましたが、震災以降は特にその傾向が強くなりました。入社した若者たちも郷里を思う気持ちが強いのか定着率も高いですね。みんな一生懸命頑張って仕事をしてくれています。今回そうした私どもの取り組みを評価し表彰していただいたことを嬉しく思います」（同ＧＣ担当者）

　震災以降、地元を離れる若者も多いなか、積極的に新卒者を採用しようとする企業は極めて貴重といえる。今後もこうした企業が一つでも増えることが望まれる。

　ちなみに、小名浜オーシャンホテル＆ＧＣを運営しているアコーディア・ゴルフ全体では毎年約１００名の新規高卒者を採用。入社後も高卒２年目の社員を対象とした集合教育を行うなど、＂同期の桜＂たちの切磋琢磨をフォローしている。

　
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