もうすぐ還暦小さな巨人ランガー、カンゲキの30勝目マーク
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/14号
2017/02/06更新

もうすぐ還暦小さな巨人ランガー、
カンゲキの30勝目マーク

 米シニアツアーの17年シーズン開幕戦、三菱電機選手権で"絶対王者"ベルンハルト・ランガーがいきなり優勝を飾り、同ツアー通算30勝目を挙げた。今年還暦を迎えるというのに、この強さはいったい……。

 昨年シニア入りして以来9年で8度目の賞金王に輝いたランガー。年間王者を決めるチャールズシュワブカップのポイントレースも3年連続4度目の1位に輝き、目下向かうところ敵なし。それでもシーズン開幕戦での勝利は格別だったようで……。

 「土曜日(20日)が妻ビッキーとの33回目の結婚記念日だったんです。そのタイミングで節目の30勝を挙げることができた。ツアーで一番好きな試合で、家族に勝つ姿を見せられ、本当に良かった」と目を細めたランガー。

 台風並みの猛烈な風の影響でボールがグリーンから吹き飛ばされる状況に、やむなく最終日はキャンセルとなり試合は36ホールに短縮され「がっかりした方も多かったと思いますが、私自身は最高にハッピー」と白い歯を見せた。

 当然今季も賞金王、年間王者の大本命であることに変わりない。しかし油断は禁物。というのも2月には満50歳になるマスターズ2勝のホセ・マリア・オラサバルが同ツアー参戦を表明しており、他にもスティーブ・ストリッカー、デビッド・トムズ、ジェリー・ケリーら"イキのいい若手"が続々シニア入りしてくるのだ。"若手"を相手に、身長173センチの小さな王者・ランガーがどんなプレーで応戦するのか? ファンならずとも気になるところ。

 ちなみに同ツアーの最多勝利は「45」でヘール・アーウィンの記録。ランガーの30勝は2位。シニア入りしてから毎年少なくとも1勝以上を挙げているランガーだが、アーウィンに並ぶにはあと15勝とかなりハードルが高い。とはいえ「絶対に諦めない」ジャーマン魂で次々に記録を塗り替えてきたランガーだけに、最多勝更新もあり得る!?

 
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