コストコボールがバカ売れで逆に高値になっちゃった
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2017/01/31号
2017/01/24更新

コストコボールがバカ売れで
逆に高値になっちゃった

 この冬、アメリカでもっとも注目を集めているゴルフボールは「カークランドシグネチャーゴルフボール」だろう。「そんな名前、聞いたことがない」という人も多いだろうが……。

 カークランドシグネチャーは、会員制小売量販店で知られるコストコ社のトップブランド。「ナショナルブランドと同等か、それ以上の質の製品を、3分の1の価格でメンバーに提供」するというコンセプトのブランドなのだ。

 実際、このボールはウレタンカバーの4層構造で、コストコ社によれば「ツアーボール並みの性能で、飛距離の伸びと高いスピン性能を備えている」とか。それでいて、価格は24個入りで29・99ドル。1ダース15ドルと考えれば、トップブランドのゴルフボールは、40ドルから48 ドル前後で売られているから、確かに約3分の1だ。

 それだけに爆発的な売れ行きで、先月発売されすぐにソールドアウト。苦情が出て、先の12月20日に再入荷することを発表したものの、販売後わずか2時間で同社のインターネットなどで完売したほど(ネットの場合、別に送料等に4・99ドル必要)。作っているのは、韓国のナッソーゴルフ社というボールメーカーだが、生産が追いつかないらしい。

 どこにいっても手に入らないことから、オークションサイト「eベイ」では、24個入りのカークランドが98ドルで売られているほど。米ゴルフ誌では「この価格ならタイトリストのプロV1を買えばいいのに」 という疑問を投げかけるほどの話題になった。

 ちょうどクリスマスシーズンだったため、ゴルファーへのプレゼントに金額的にもぴったり当てはまったことから人気を呼んだようだ。コストコの会員にならなければならないが、半年もすれば普通に買えるようになるとされている。

 

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