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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/09号

2014/12/04更新

ナビスコからＡＮＡ！
変更される米女子ツアースケジュール

　米女子ツアー２０１５年度のスケジュールが最終戦ＣＭＥグループツアー選手権の会場で現地時間18日に発表され、今季より１試合増の33試合を開催することがわかった。

　グローバル化の波に伴いアジア開催の試合が増えるかと思われていたが、実際には増減なし。新規トーナメントは１月26日からフロリダで開催されるコーツゴルフ選手権１試合で、09年以来６年ぶりに開幕戦が米国国内で行われることになった。

「試合数は１増ではありますが、賞金総額は前年比４００万ドル増の６１６０万ドル（約71億円）。さらにテレビ放映時間は史上最長の４１０時間を超える予定です」とコミッショナーのマイク・ワン氏は胸を張る。

　クラフト・ナビスコの撤退が決まり懸案だったメジャー初戦の冠スポンサーにはＡＮＡが名乗りを挙げ、例年通りカリフォルニア州ミッションヒルズＣＣを舞台に『ＡＮＡインスピレーション』の名称で開催されることが決定した。

　ナビスコの愛称で親しまれてきた同大会は米ツアーデビュー以来宮里藍が、18番脇のポピー池に飛び込む勝者のダイブに憧れ強い思い入れを持つ試合。今季の不振で来年日本の企業がスポンサー名についた大会に出場できるかどうかまだ不透明だが、序盤戦の戦い如何で道は開けるはず。

　今年同様メジャーは全５試合で最終戦のツアー選手権終了時点でポイントランク１位の選手には１００万ドル（約１億１６００万円）のビッグなボーナスが支給されるなどインセンティブも盛りだくさん。来季こそ、なでしこたちの活躍に期待したい。