神戸から熊本へ!プレーで支援の輪広がる
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/07/05号
2016/06/30更新

神戸から熊本へ!
プレーで支援の輪広がる

 熊本地震からまる2カ月を過ぎ、一時閉鎖されていたゴルフ場の再開が相次いでいる。しかし、依然その目途が立たないコースもあるものの、意外な形で"復活"したケースも。その裏には同じく震災を利用した神戸からの〝思い〟があった。

湯の谷コースの景色を神戸で楽しめる ※すでに枠が埋まっている場合があります。詳細はコースへ

 くまもと阿蘇CC湯の谷C(南阿蘇村)が先週、シミュレーションゴルフ上で再開し、チャリティに活用されている。同CCは弊誌の兄弟誌「チョイス」が選定する「日本のベスト100コース」に4年連続ランクイン中の名コース(1952年開業、井上誠一監修)。一刻も早い営業再開が望まれるところだが、現在は新設された支援制度「中小企業等グループ補助金」を申請した段階。また、アクセス道路が未復旧のため「なるべく早くとは考えていますが、いつごろになるとは言えないですね」とのこと。

 そうしたなか、神戸市の室内ゴルフ教室「ゴルフィード」が同CCの映像をSGに採用。先週15日から利用料を全額、被災地への義援金とするイベントを実施中。コースの映像は、同社が昨年たまたまSG用に撮影していたという幸運の産物。そうした縁もあって──本業は会員制のスクールだが──今回(7月18日まで)、2000円の参加料で誰でもプレーできる(50分、9ホール)チャリティイベントが企画された。

 「スクールやレッスンがありますので、希望される場合は事前にご予約ください」(ゴルフィード)

 この話をくまもと阿蘇CCに伝えると、「ありがたいですね。興味を持たれた方には、再開後に遊びに来てもらえればと思います」とのことだった。

 なお、県内では新たに阿蘇大津GCが18日に9ホールで営業再開。また、今月1日に9ホールをオープンさせた肥後サンバレーCCは7月中の全面再開を目指している。そのほか、全国各地で復興支援のチャリティコンペが開催されているので、参加してみてはどうだろう。

 
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