「ゴルファーだからこそできることも」上田桃子、熊本市役所へ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/06/07号
2016/06/02更新

「ゴルファーだからこそできることも」
上田桃子、熊本市役所へ

 熊本震災の本震からちょうど1カ月後の5月16日、上田桃子が熊本市役所を訪れた。

熊本市長から「活躍に勇気づけられている」との言葉をもらった上田

 震災直後から宮里藍、有村智恵とともにSNSに立ち上げた震災応援サイト「つなげ、九州!」に集まった寄付金の一部を大西一史市長に渡すためだ。今回の行動は第一弾で、市長にはいま必要なモノ、欲しいモノ、誰に何が必要なのか、といったことを聞く目的もあった。

 「状況が刻一刻と変わり、それに応じて必要なモノ、足りないモノも変わるという支援の難しさを感じさせられました。しかし仲間と話し合い、きめ細かい支援をしていこうと思います」と上田。

 大西市長からは「プロゴルファーは熊本の誇りだと思っています。上田プロをはじめ熊本出身プロの活躍は、避難所に明るさを届けていただいている」という言葉も受けた。

 「ゴルファーだからこそできる支援というものがあるのではないか、と考えさせられました。まだまだゴルフという気分ではないかもしれませんが、ゴルフをしたことのない方で練習場でクラブを振ればエコノミークラス症候群の解消にもなるだろうし、ゴルフ場の大きなお風呂を開放してもらうとか、そんな呼びかけもしていけたらなあと思っています」(上田)

 実は大西市長も自宅が半壊した被災者でもある。しかし「自分は嫌われても熊本のために200%頑張る」という力強い言葉に、思わず上田の目頭も熱くなったという。最初の地震があったのは夜の9時26分だが、「震災前のなにごともなかった9時に戻るまでが復興」(大西市長)

 まだまだ復興までは時間がかかりそうだが、ゴルフ王国の熊本で、プロゴルファーがやれることは多そうである。

 
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