ネット中継に地上波ライブ。スポーツ中継の“主流”になる?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/04/12号
2016/04/05更新

ネット中継に地上波ライブ。
スポーツ中継の“主流”になる?

 今年のTポイントレディスTV中継は、地上波でも"完全生中継"を果たした。欧米では当たり前のことだが……。

 同大会は2013年に日本初の本格的インターネットライブを始めて話題に。しかし、解説のタケ小山氏は「地上波がそうならなければ意味がない」と言っていた。それが今年から地上波も完全ライブに。昨年のようなプレーオフによる延長もなく、"無事に"放送に収まった。タケ氏は「でもまだNHKを除けば特別なことなんです。米ツアーのように全部の試合がそうならなければ」

 ちなみに同大会のインターネットライブ中継、3日間の総視聴回数は日本、韓国、米国、タイ、台湾を中心に62ヵ国から約45万回、3日連続視聴者は5割にのぼったという。

 そもそも、日本ではなぜ米ツアーのように地上波で完全ライブができないのかというと、

 「ツアー自身が放映権をもっていないから。TVの放送時間の枠は大手広告代理店がおさえています。しかし米ツアーではPGAが放映権を持ち、自身の持つ放送機材とスタッフで制作し、TV局がその放映権を買う。日本と全く逆なんですよ」(ゴルフジャーナリスト、岩田禎夫氏)

 日本では、バスケのbjリーグがシーズン中全試合のライブストリーミング動画を配信するなど"進化"が進む。ゴルフも流れに乗れるか。

 
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