週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/31
2013/12/24更新

今年はネット中継元年!?
国内ツアーで広がるメディアの多様化

 今季の国内ツアーを振り返るとき「ネット中継本格化」というトレンドは外せない。評判はどうだった?

 トーナメントのネット中継は、GDO(ゴルフダイジェストオンライン)が以前から練習場の模様を生中継しファンの支持を集めていた。それが今年は、大会主催者側がテレビ中継とは別にスタジオを設営、キャスターやゲストを迎え、本格的なネット中継を始めた。男・女・シニアで全14試合。女子のTポイントやヤマハ、男子のHEIWA・PGMなどはいずれも当初見込みを大幅に上回る40万~50万余のアクセス数(動画再生回数)を記録。従来のテレビ中継に飽き足らない層の視聴を得た。

 なかでもHEIWA・PGMは練習日から5日間、BSテレビの生中継中も休まず、4チャンネルでライブ中継したほどの力の入れよう。

「おかげさまで全体に高い評価をいただきました。ファンの皆様に、より試合の面白さ、魅力を伝えることで、ツアー全体の活性化につながればいいと思います」(PGM広報)。

 Tポイントの番組担当、佐草伸吾氏(博報堂DYスポーツマーケティング)は「大会には、限られた時間では取り上げられない見どころがたくさんあります。選手、ホール、技術や用具などの紹介。また、例えば雑誌では人気のプロや解説者も、テレビ放送では難しくても、ネットなら時間があるのでその魅力を伝えられます」とネットの強みを語る。

 このトレンドだが、佐草氏は「どの大会もこのニーズの高まりは認識していると思います」と言葉をつなげる。ゴルフ中継といえば、もっぱら録画の地上波放送という時代から、生中継のネットをはじめとするメディアの多様化へ。この取り組みは来季以降さらに拡充しそうだ。  


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