8割外国人が購入も。ジャパンブランドの高級クラブが人気
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/03/22号
2016/03/16更新

8割外国人が購入も
ジャパンブランドの高級クラブが人気

 先日は「ベントレー」社の高級クラブを紹介したが、日本の"エグゼクティブモデル"もアツい!

 マルマン「マジェスティ」からは、同社のゴルフ事業参入45周年の記念モデルが4月に発売になる。世界限定500セットで、バッグを含めたフルラインナップを揃えると、300万円を超えるという超高額のクラブ。そもそも「マジェスティ」はマルマンの20周年記念モデルとして誕生したブランド。百貨店の外商でも扱われるなど、高くても良いものがほしいという年配層を中心に人気があり、所有者の会である「マジェスティオーナーズクラブ」には、現在3万6500名を超える会員がいる。5年に一度、特別限定モデルを発売していて、それを楽しみにしている会員も多いという。「開発に5年をかけて、コスト的にも最新技術や素材を盛り込めるため、今考えうる最高のものを作り上げています」(マルマン マーケティングチーム 桑木野洋二氏)とメーカーも自信を見せている。

 マジェスティの限定モデルは8割方国内で売れているというが、一方で、グローブライド「G3(ジースリー)」のなかで、昨年発表され、セットで100万円にもなる「G3シグネイチャー」は、いわゆるインバウンド需要が高い。同社のマーケティングによると、「春節の爆買いという感じではなく、中国のお客さまにはコンスタントに売れている」といい、7~8割が中国を中心とした海外客の購入。高反発クラブへの抵抗感が低く、最近ではウェブでしっかり"下調べ"してから、日本の実店舗に足を運ぶ客が多いという。低迷する国内市場への一筋の明かりではある。

 
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