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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 7/6号
2010/6/25更新

1本52万円のドライバーが中国で売れている。
ところで、なんでこんなに高いの?

 今年2月に本間ゴルフから発売されたベレスMG710の超高額ドライバー、1本52万5,000円の「5Sクチュール」が中国を中心に好調な売れ行きを示している。同社には高額クラブの伝統はあるが、それでも1本52万円余とは。価格の内訳はどうなっているのか。


ヘッドにはふんだんに金メッキ。これが中国で人気に

 MG710に新たに加わったドライバーには1本21万円の4Sと前述の5Sがある。これが既に海外で約450本、国内でも約60本売れたという。海外の中心はもちろんゴルフ好きの富裕層が急増する中国だ。

 5Sの特徴は「クチュール(仕立て)」の名称どおり、熟練フィッターの手によるオーダーメイド。
「詳細なスウィングチェックや弾道分析から試作品を作り、それをもとに試打を重ねて完成品にしたあと、さらにコースで試打していただき最終的なフィッティングをします」(同社・広報担当)
加えて、アフターケアも無料で応じてくれる。

 それにしても52万円である。価格の内訳をパーツごとにはできないそうだが、5Sのシャフトについては、「最高級のカーボンシャフトを使っています」とのこと。それよりも「オンリーワンの満足感を与えるフィッティングによる付加価値」(同広報)が大きいようだ。

 この価格についてクラブ設計家の高橋治氏は、開口一番「(1本52万円というクラブは)ありえない! 考えられるのは、クラブそのものの値段というより、フィッティングやアフターケアにかかる人件費などを加味しているからではないでしょうか。  中国で売れているのは、贈答用の需要が多いからというのもあります。贈答用の場合、メイドインジャパンで、高ければ高いほどいいという考えがありますから」という。

 自分で使うにしろ、贈答用にしろ、今、中国のゴルフブームを牽引しているのは富裕層。その財力は、我々の想像の域を超えたものがあるそうだ。




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