どうなる茅ヶ崎GC、神奈川県が基本方針素案を公表
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/9/22号
2015/9/15更新

どうなる茅ヶ崎GC、
神奈川県が基本方針素案を公表

 存続が危ぶまれながら、今年4月からはゴルフ練習場を経営する㈱武蔵野がパブリックで営業を続けている茅ケ崎GC。現状を"解説"すると……。

 今年4月に敷地を所有する神奈川県と、地元自治体の茅ヶ崎市が公表した手順は、基本方針立案のためにアイデアを募集、それをもとに基本方針を立て、条件決めをして正式に事業提案を募集し審査を経て決定するというもの。

 この手順に従い、8月25日、基本方針の素案を県が公表。9月26日まで意見募集をし、10月に基本方針を策定、年末には事業提案の募集が始まる。

 今回公表された方向性は「新たなまちづくりによる湘南地域の活性化の実現」と、かなり漠然としている。ゴルフ場の継続に加え、宅地開発案、マンション建設案、商業施設建設案、それらを複合的に組み合わせる案など、まさに「あらゆる可能性を排除していない」(神奈川県)。

 ただ、これまでゴルフ場の存続を希望、自らもアイデアを提出した地元住民の組織「広域避難場所を守る会」は、県や市の姿勢に批判的。

 というのも、ゴルフ場の北側は住宅密集地。災害時に火災の延焼が懸念される、いわゆるクラスター地域。広域避難場所としての機能を失いかねない開発には反対なのだ。

「それなのに県や市は開発を前提にしている。我々のアイデアは、特定の人しか利用できない会員制ゴルフ場の存続ではなく、開発を伴わずに設けられる他の施設も含めた姿でのゴルフ場存続を想定している」という。

 9月19日には防災の専門家など有識者を招いたシンポジウムを開き、ゴルフ場存続に向け、地域住民の支持を得たい考えだ。

 
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