週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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五輪強化策
“五輪（ごり）霧中”

　リオ五輪に向けて、ＪＧＡ（日本ゴルフ協会）から五輪強化選手が男女８名ずつ認定されたが、その強化の方法とは？　またそれらの選手を擁するＪＧＴＯ（日本ゴルフツアー機構）、ＬＰＧＡ（日本女子プロ協会）の動きは？

　五輪強化指定選手に認定されたのは、男子が松山英樹（世界ランク16位）、小田孔明（53）、岩田寛（69）、片山晋呉（79）、谷原秀人（89）、近藤共弘（89）、藤本芳則（１３７）、小平智（１５８）の８名。女子８名は大山志保（43）、横峯さくら（44）、成田美寿々（61）、森田理香子（64）、上田桃子（66）、鈴木愛（71）、酒井美紀（73）、原江里菜（76）。

　ＪＧＡでの強化策は、年に２回、国立スポーツ科学センターで体力チェック、栄養学、スウィングチェックなどのサポートを受けることができること。また実戦ラウンドには宮崎フェニックスＣＣを場所提供（交通費、宿泊費はＪＧＡ負担）。つまり、「全員集合して強化合宿などというのは想定していない」（ＪＧＡ広報）

　団体で強化合宿するのはＪＧＴＯで、「ゴルフ強化セミナー」と銘打ち、１月下旬から５日間をワンクールにして、３回行う。顔触れは毎回違うようにしている。

「今年で３回目。オリンピックで騒がれる前から、体力アップ、技術研鑽を目的としてやっています」（ＪＧＴＯ広報・田中謙治氏）

　ＬＰＧＡは「特別にウチでやることはありません。味の素トレセンで体力チェック、フェニックスＣＣでのラウンドは個人的にやればサポートします」（鈴木美重子副会長）

　各団体足並みそろわずバラバラ？ 五輪代表強化策、実は誰も答えを見つけられずにいるというのが現実のようだ。

　
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