女子高生プロ誕生!森田遥、アメリカでプロデビュー
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/1/27号
2015/1/20更新

女子高生プロ誕生!
森田遥、アメリカでプロデビュー

 昨年アマチュアながらツアーで優勝争いを繰り返し話題になった森田遥が去る5日、本間ゴルフと用具契約を交わし正式にプロ転向を表明した。

スーパー女子高生プロ・森田遥

 会見では「まだ実感がない」とはにかんだが、その瞳は夢と希望に満ちていた。現在高松中央高校3年に在学中の森田はすでに昨年末、米女子ツアーのQスクールファイナルステージまで進み、レギュラーツアー出場権は逃したものの、下部ツアー=シメトラツアーはほぼ出場できることになっている。

 同ツアーは優勝賞金が200万円前後と低いが、年間20試合を開催しており、そこで結果を出し賞金ランク上位に入れば、16年の米ツアー昇格が見えてくる。今季の開幕戦は2月20 日が初日。ということは高校卒業目前に、森田は貴重な試合経験を積むことができるということだ。

 ところで国内ツアーはプロテスト開催年度の4月1日時点で満18歳以上、という年齢制限を設けている。たとえば今年度のプロテストを受ける場合は1997年4月1日以前に出生した者に限られる。つまり4月に高校3年になっても高校を卒業するまでは受験できないということだ。

 となると卒業後テストを受けるまでにタイムラグが生じることに。その点、米ツアーは受験する年の1月1日の時点で満18歳が有資格者となるため、森田のように卒業を待たずにプロ転向し、戦う場を確保できるのだ。

 卒業後国内ツアーの受験まで間を空けたくないプレーヤーにとっては今後、森田のように米ツアーを先に受験する選手が増えるかもしれない。グローバルな視点で選択肢を検討できる時代になったということ。

 もちろん18歳以下でも宮里藍のようにツアーで優勝すればテスト免除でプロ転向も可能だが、卒業後のタイムラグをいかに埋めるかは誰もが頭を悩ませるところ。ちなみにアメリカでは実績を加味しコミッショナーが特例を認めた場合のみ18歳未満でもテストを受験できる。

 
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