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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/23,30号

2014/12/23更新

少女たちがツアーに嵐を巻き起こす
スーパー女子高生旋風

　大活躍を見せたのはみなみちゃんだけじゃない！　今年のゴルフ界には＂スーパー女子高生旋風＂が吹き荒れた。

永井花奈（日出学園２年）と三浦桃香（日章学園１年）

　永井花奈ちゃん（日出高２年）は日本女子オープンで優勝争いを演じ、勝ったテレサ・ルーに２打差の３位に迫った。ほかにもサイバーエージェントは６位タイ、Ｔポイントでも10位と健闘した。

　そのサイバーエージェントでは、花奈ちゃん以外にも2人のアマがトップ10入り。森田遥ちゃん（高松中央高３年）と、３月に滝川第二高を卒業したばかりの堀琴音だ。２人は２日目を終えてトップに並び、最終日はツアー史上初となるアマどおしの最終組決戦が実現。遥ちゃんが２位、堀は４位に終わるも、大きなニュースとなった。

　遥ちゃんはプロギア３位、サントリーでも９位に入賞した。堀はリゾートトラストでも８位に入り、７月のプロテストに一発合格。姉の奈津佳とともに、美人姉妹として注目が集まる。

　三浦桃香ちゃん（日章学園高１年）は九州ジュニアで優勝。日本女子アマではベスト４進出を果たした。

「女優・能年玲奈似」のルックスが評判だが、ドライバー平均２８０ヤードを誇る飛距離も見逃せない。ＬＰＧＡ公認のドライビング女王コンテストでも、３位に相当する２６９ヤードを記録し、高１とは思えぬパワーを披露した。

　みなみちゃん、桃香ちゃんと同世代の橋本千里ちゃん（ルネサンス豊田高１年）もビッグニュースを提供した。日本予選をクリアして出場した全米女子オープンで、見事に決勝進出を決めたのだ。日本人アマの予選突破は、93年の小山美保以来21年ぶり４人目だった。

　近年は10代選手の優勝が続く日本女子アマだが、今年のチャンピオンも17歳の蛭田みな美ちゃん（石川高２年）。キャロウェイ世界ジュニアでも個人３位に入り、団体優勝に貢献した。

　彼女たちの多くは高１、高２のみなみちゃん世代。来シーズン、みなみちゃんに続く、ツアー優勝者が誕生しても不思議ではない。

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