大統領がらみの話題をもうひとつ。ジョージ・W・ブッシュ元アメリカ大統領が2021年の「大使」に選ばれた。といっても国連大使などではなく「ゴルフ大使」ではあるが……。
ゴルフ大使は国際的なゴルフの振興を推進するという名目だが、多分に名誉職で世界にゴルフを広めるためといったものではなく、むしろ、これまでのゴルフ界への貢献に対して与えられるものと考えたほうが良いだろう。ただ、これによってゴルフの殿堂入りに近づいたとは言えるかもしれない。
PGAツアーのジェイ・モナハンコミッショナーは「PGAツアーとゴルフ界はブッシュ元大統領に対して、彼のゴルフに対する長年の貢献に大きな感謝の念を抱いています。私たちが元大統領に2021年のゴルフ大使賞を授与できることに興奮しています」と語る。
ブッシュ氏はファーストティープログラムの名誉会長を務めているほか、2005年のプレジデンツカップの名誉会長も務め、13、15、17年と同カップに臨席もしている。
もともとブッシュ家はゴルフ界との結びつきが強い。W・ブッシュの曽祖父、ジョージ・ウォーカーは1920年にUSGAの会長を務め、ウォーカーカップにその名を残している。祖父のプレスコット・ブッシュも上院議員になる前の1952年のUSGAの会長だ。父親のH・W・ブッシュは94年にゴルフ大使となり、96年にプレジデンツカップの名誉会長、97年にファーストティープログラムの名誉会長、2011年にゴルフの殿堂入りを果たしている。その後を追うW・ブッシュもこのままでいけば、殿堂入りを果たすのかも?
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