高校3年生のためにプロもメーカーも一 肌脱ぎます
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2020/11/03号
2020/11/19更新

高校3年生のために
プロもメーカーも一 肌脱ぎます

 コロナ禍の影響はジュニアゴルフ大会も例外ではない。"緑の甲子園"と称される全国高校ゴルフ選手権も開催中止に追い込まれた。その現状に手を差し伸べようとプロゴルファーたちが立ち上がった。

 甲子園出場の夢を断たれた高校球児のために「2020年甲子園高校野球交流試合」が開催されたように、“緑の甲子園"が最後の夏になるはずだった高校3年生を対象にした大会「~ Memories ~KHGA特別記念大会」という計画が進行している。

 KHGAは関東高等学校・中学校ゴルフ連盟の略で全国高校ゴルフ選手権の中心的な役割を担ってきた組織だ。

「高校3年生応援プロジェクト」の名称で大会開催を目指しているのはPING契約プロゴルファーたちで額賀辰徳、永野竜太郎、大槻智春、塚田好宣、高柳直人、大岩龍一の6人。クラウドファンディングを開設して総額250万円を目標にしている。

 プロジェクトリーダーの額賀は「トップジュニアではなくて、普通のジュニアレッスン会で会ったジュニアたちを見ていて、『試合がないのはかわいそうだなあ』と思って、ピンの人とそんな話をしていたら『じゃあジュニア大会をやりましょう』という話になったんです」と言う。

「返礼品には不安ありましたがピンの方たちのバックアップがあるので踏み切れました。返礼品とかではなくて、純粋に応援しようと思って応募していただける人がいると嬉しいですね」と額賀は話す。募金はクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて12月6日まで続けられる。上記サイトで「高校3年生応援プロジェクト」で検索すると詳細を見られる。

 支援金3000円からピンゴルフ用品の返礼品が贈られるほか、支援金額に応じてプロのレッスンとフィッティング付きのパター、アイアンセット、ドライバーなどの返礼品も用意されている。

 高校3年生に限定したこの大会は来年2月8日(月)に鳩山CC(埼玉県)で開催予定。まさに高校最後の思い出の試合になるはずだ。

  
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