なんと68万倍!ゴルフのギャンブルで過去最高の倍率の当選者が出た。舞台は上記の記事でも紹介しているBMW PGA選手権だ。
当選者の名前は明かされていないが、スポーツベット社によれば、1ドルを賭けたギャンブラーが、なんと67万9894ドル66セントの“当たり"を引き当てたという。マクドナルドのコーヒー1杯の金額が約7200万円に化けたのだ。
この試合で優勝したのはご存じ、ティレル・ハットンだが、この当選者は優勝者に賭けたわけではない。パーレイともマルチともいわれる、最近流行っている倍率の高くなる複数賭けをやっていたのだ。
totoスポーツくじを想像してもらえば良いが、BMW選手権でランダムにピックアップされた20のペアリングの勝者(スコアが良いほう)をすべて当てたというもの。20のマッチの勝者を当てる確率は約105万分の1だから、68万倍というのはそれほど悪い賭け率ではないのかも?
金額的には、昨年タイガー・ウッズのマスターズ優勝を当てて127万5000ドル(約1億4000万円)を手にしたジェームズ・アドゥチ氏には及ばないが、彼の場合、8万5000ドル(約940万円)をタイガー1本に賭けて得た金額。掛け金が大きかったためのハイリスクハイリターン。もし、コーヒー1杯の金額を賭けていても1500円にしかならない計算。ちなみに、その後、アドゥチ氏も複数賭けにチャレンジ。昨年のタイガーの年間グランドスラムに10万ドルを賭けて、100倍の1000万ドルを夢見たが、あえなく失敗。さらには今年の全米オープン優勝をフィル・ミケルソンにかけて4万5000ドルを失ったという後日談つき。
「Easy comeeasy go」。簡単に手に入れたものは、簡単に失うということだが、1ドルで7200万円とは夢がある話だ。
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