韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)がツアー再開の予定を発表。5月14日開幕のメジャー、KLPGA選手権から再スタートを切ることが明らかになった。
同ツアーの20年シーズンは昨年12月、ベトナムで行われた暁星選手権で幕を開けたが、2戦目の台湾女子ゴルフオープンを3月に開催して以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中断。4月と5月に予定されていた国内の大会はキャンセルされていた。
当初、KLPGA選手権の日程は4月30日〜5月3日だった。しかし4月3日に延期が正式に決まり、紆余曲折を経て2週間遅れで開催されることになった。
ツアー側は「パンデミックのなかで希望のメッセージを届け、トーナメントが行われず経済的に苦しんでいるゴルファーを助けたいという思いで開催を決断した」といい、出場者はフルフィールドの144人、賞金総額は180万ドル(約2億円)。
普段と違うのは予選カットが2度実施されること。2日目終了時点で上位102人が3日目に進み、最終日にプレーできるのは70人。しかし、この試合に限っては予選落ちの選手にもいくばくかの賞金が支給される。
また、出場選手とツアーが合わせて日本円で約1600万円を新型コロナウイルス関連の活動に寄付する。
韓国で現在中断あるいは延期されているスポーツ団体で再開の時期を公表したのはKLPGAが最初。韓国野球機構も5月再開の方針を固めており、4月21日にチーム幹部が話し合いを行い5月5日に再開(ただし無観客)すると発表。サッカーのKリーグは大まかなタイムテーブルさえ設定できておらず、バスケットボールとバレーボールのシーズンはすでに終了している。
国内女子ツアーは5月末のリゾートトラストレディスまでの中止が決まっており(4月22日現在)再開のめどは立っていない。韓国女子ツアー再開が果たして“希望のメッセージ"になるか?
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