タイガー仕様!?ゴルフ殿堂最低年齢引き下げ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/2/25号
2020/2/27更新

タイガー仕様!?
ゴルフ殿堂最低年齢引き下げ

 先月末、世界ゴルフ殿堂入りの資格が変更され、いよいよタイガー・ウッズの殿堂入りが近づいてきた。

 サム・スニードと並ぶツアー最多の82勝を挙げているタイガーはとっくの昔に殿堂入りの資格を得ている。だが特定の年齢に達しないと華やかなセレモニーを経てホールオブフェーマーの仲間入りをすることはできない。

 16年に世界ゴルフ財団は理由を明らかにしないまま殿堂入りの最低年齢を40歳から50歳に引き上げた。それより前に殿堂入りしたのがフィル・ミケルソン(42歳当時)とビジェイ・シン(43歳当時)だ。

 あれからわずか4年、21年度から最低年齢を45歳に引き下げる決定がなされた。さては今年の年末に45歳になるタイガーのため? なんて憶測もあるが財団の理事でありPGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏は「変更はこれまで私たちが歩んできた歴史的背景と未来、その両方を念頭に置いた選択プロセスであり、定期的に条件を精査してきた」という。

 この変更により、ヘンリック・ステンソンやリー・ウェストウッドなども来年の殿堂入りが確定した。

 またこれまで男性競技者、女性競技者、ベテラン、特別功労の4部門だったカテゴリーが、ベテラン&特別功労を1つにまとめ「貢献部門(コントリビューター)」とし3部門に簡素化される。コントリビューターとはゴルフに関係のあるプロゴルファー以外からの選出となる。

 競技者部門には男女それぞれ殿堂入りの基準があり、それをクリアし最低年齢に達した段階で殿堂入りとなるが、貢献部門に明確な基準はなく選考委員会の判断に委ねられる。次回から委員会のメンバーに18人の報道関係者が加わることも決まった。

 セレモニーのスピーチでタイガーがなにを語るのか? ロッカーにどんな愛用品を収めるのか? 世界ゴルフ殿堂を訪れる楽しみが増えそうだ。

  
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