1試合勝って約3億円!それがPGAツアー
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/2/18号
2020/2/07更新

1試合勝って約3億円!
それがPGAツアー

 優勝賞金が3億円! 米ツアーはついにこんな時代に突入する。

 先のファーマーズインシュランスで、PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏がプレーヤーズ選手権の大幅な賞金アップを発表した。3月に開催されるこの試合の賞金総額は、昨年の1250万ドルから今年は1500万ドルにされるという。1ドル110円で換算すると、16億5000万円。日本のツアーの年間賞金総額の約半分が1試合で費やされることになる。昨年のメジャーの賞金総額を見ると、全米オープンが1250万ドル、マスターズ1150万ドル、全米プロ1100万ドル、全英オープン1075万ドル。プレーヤーズ選手権は“第5のメジャー"ともいわれるビッグトーナメントだが、賞金面ではビッゲストトーナメントになる。

 選手からは歓迎の声。「プレーヤーズ選手権はツアーの最重要試合だ。メジャーと対抗するためにも必要なことで、メジャーに対しても(賞金アップの)刺激を与えることになる。なんの文句もないよ」とザンダー・ショーフリー。メジャーを主催するUSGAなどが、巨額のテレビ放映権料を得ている割に賞金が少ないと思う選手が多いようだ。米ツアーの大半の試合の優勝賞金は総額の18%。ということは、今年のプレーヤーズの優勝賞金は270万ドル、なんと2億9700万円という途方もない金額になる。

 しかし、ツアーの放映権料の値上がりの状況から見ると、今後さらに賞金は上がり続け、“優勝賞金4億円時代"もそう遠くなさそうだ。ちなみに既に欧州ツアーのDPワールドツアー選手権の優勝賞金は、300万ドルとなっている。ただ、この試合は2位以下の賞金配分が大きく異なるため、総額としてはプレーヤーズが今年のトップトーナメント。

 ちなみに、昨年の日本ツアーの賞金王、今平周吾の年間獲得賞金は1億6800万円余りだ。

  
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