50位陥落ミケルソン。ビールの広告塔に
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/12/03号
2019/12/05更新

50位陥落ミケルソン。
ビールの広告塔に

 26年間、世界ランクトップ50以内をキープしてきたフィル・ミケルソンが50位から陥落したニュースは先週の小欄でもお伝えした。さぞや傷心かと思いきや、新しいビジネスの話が……。

もうちょっと稼ぐよ!

 ハイネケンの傘下にあるアムステルライト。ミケルソンはこのビールブランドとパートナーシップ契約を結んだ。ブランドの代表者によると「アムステルライトは近年人気が落ち目で業績不振に陥っていた」という。そこで一発逆転を狙い、ミケルソンに白羽の矢を立てたという。

 たとえばワイシャツメーカーの「Mizzen + Main」はミケルソンが踊るCMで一躍注目を集め知名度をアップさせるなど、ミケルソンの広告価値は高い。

 「アムステルライト復活の手助けをしてくれればわれわれだけでなく、彼もより多く稼ぐことができます」と同社。

 しかし、実はミケルソン自身はビール党ではない。それでも広告塔として8月末から密かにソーシャルメディアでビール関連の話題を提供。「ビールはあまり飲みませんが、飲むならアムステルライト!」とツイートした。

 ゴルフ界では目下世界ナンバー1のブルックス・ケプカがミケロブウルトラライトというビールメーカーと契約を交わしており、すわ“ビール戦争勃発か?"と欧米メディアが騒いでいる。

 ミケルソンが販促キャンペーンに参加するのは20年いっぱい。「あまり大きな予算があるわけではありませんが、彼(ミケルソン)の自発的な熱意で成長戦略が成功すれば、彼にももちろんインセンティブが支払われることになります。双方がウィンウィンの関係になれれば」(同社)

 本業ではダイエットの甲斐なく今季は出場4試合で最高位が28位と振るわずプレジデンツカップ出場も逃したミケルソン。こうなったら、ビジネスとの両立でひと儲け狙う!?

  
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