日本の2グリーンが海外選手に意外と好評。米メディア解説
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/11/19号
2019/11/20更新

日本の2グリーンが海外選手に意外と好評。
米メディア解説

 ZOZOチャンピオンシップの舞台、アコーディア・ゴルフ習志野CCが海外メディアに意外な理由で注目されている。

 「アメリカでもたとえばパインバレーの8番やカボットクリフスの4番など2つのグリーンのホールはある。しかし習志野CCをはじめとした日本のコースの多くは、全ホールが2グリーンという珍しい設定になっている」と特集記事で紹介したのはゴルフドットコムだ。

 「そもそも日本で2グリーンが採用されたのは四季のある環境で通年プレーするのに有効な手段だから。夏は暑く湿度が高く、冬は寒くて乾燥するため気候に応じた芝をそれぞれに選択。夏グリーンはバミューダ、冬グリーンはベントのところが多い」「メリットとしてはエアレーションなどのメンテナンスを行っている間もう一方のグリーンで営業できること。使用頻度が半分なので傷みが軽減される。デメリットは2倍の管理費と手間がかかること」と、丁寧に解説している。

 「日本でトーナメントに出るのははじめて」というZOZO参戦の日系のコリン・モリカワは「フットゴルフでは見たことがあるけれど、実際のダブルグリーン(2グリーン)は経験がありません。迷っちゃうかもしれませんね」と大会前に語っていた。初来日組で「真っすぐなホールだと思ったらグリーンが左右に振られていて戸惑った」という声も。

 大会では4番ホールに限り左右2つのグリーンを使用する試みが行われた。

 「2つのグリーンの芝を同じように揃えなくてはいけないし、スピードや硬さなど条件も一緒にしなければならないので大変だったと思います。でもこのコースはグリーンが小さいので2つを合わせて大きなグリーンととらえてもいいかと思います」と言うのは石川遼。

 海外仕様を目指しワングリーンに改造するコースもあるが、習志野の2グリーンに対する欧米の選手の反応は概ね良好だったようだ。

  
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