週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

事前申し込み不要の気軽さ
「くまもっとゴルフ」定着

　熊本県は多くのトップ女子プロを輩出し、ゴルフの盛んな土地として知られるが、また新たなイベントがお目見えした。

　熊本県ゴルフ協会が主催する「くまもっと応援ゴルフ団体戦」がそれ。チーム対抗戦で、４人１組でエントリーし、ダブルペリア（上限なし、プラスハンディあり）で順位を決定する。予選会は９月23～28日の６日間、同協会加盟クラブ全38コースで開催する。予選会は事前に申し込む必要はなく、プレーするゴルフ場へ予約時に伝えるか、当日でもゴルフ場へ参加する旨を伝えればエントリー可。参加費は予選会のみで４０００円（プレーフィ別）、決勝の参加費は無料。各クラブの優勝１チームが12月12日にくまもと中央ＣＣで行われる決勝大会に参加できる。この場合、チームのメンバー変更は１人のみ。決勝進出したチームには旅行券やグルメギフトなど豪華賞品が用意されている。

　県をあげての大会を主催する同協会では「一昨年から熊本地震復興支援企画として行いましたが、復興も進みまして、今年からは県民ゴルファー支援ということで新たに発足することにしました」（同事務局、末上竜誠氏）。

　同大会では前述のようにダブルペリアのハンディ上限なし、プラスハンディありなので、どのチームも決勝進出、優勝のチャンスがある。また予選敗退組にも敗者復活戦が用意されている。

　また同協会では初心者でもボールを投げて参加できるソフトゴルフ大会を年３回開催予定。８月下旬に行われた２回大会では親子や会社の仲間で35ペア、70人が参加した。

　こうした同協会の試みをゴルフ場運営コンサルタントの石井米二郎氏は「一般の人をゴルフ場に呼び込み、芝の上で遊ぶ感覚を知ってもらうことは近い将来のゴルフ人口増につながります」と話す。

　さらに同協会は７月にも熊本市内で同大会の告知も兼ねてパット戦のイベントを行い、くまモンも参加し１０００人近い市民でにぎわったという。

　　
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