プロがアマに営業?来年の男子ツアー新規大会が斬新だ!
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/24号
2019/09/12更新

プロがアマに営業?
来年の男子ツアー新規大会が斬新だ!

 来年の男子ツアーに初お目見えするプロアマ形式大会の試合要項が発表されたが、識者の感想は……。

 大会名は「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」。日程は20年7月8~12日(10日は予備日)で、会場は取手国際GC東コース、西コース。米ツアーにもあるような、4日間ともプロとアマが一緒にラウンドする形式だ。8日、9日は2人のプロにとっては予選ラウンド(プロは72ホールのストロークプレー)で、アマ2人はベストボールのダブルス戦。2人のプロのグロススコアも加算される。出場選手は予選ラウンドでは2コースでプロ120人、アマ120人。決勝ラウンド(東コース)でのアマは60人によるスクラッチ競技。プロは予選通過した60人。

 賞金総額は5000万円(優勝賞金1000万円)。この金額はJGTO規定の最低額だが、同大会を開催することは大いに意義があるというのは、テレビ解説者のタケ小山氏。「予選は2つのコースで行い、プロもアマも120人ずつ出場するということに意味があります。プロはシード選手だけでなく新しい顔ぶれが見られる。試合がなければそんなチャンスもない。プロたちもアマにしっかり“営業"して、試合を増やす努力をしてもらいたいですね」と開催にエールを送る。

 同じテレビ解説者の佐渡充高氏も賛同。「ストロークプレーだけじゃなく、ゴルフには楽しむバリエーションがあることを見せてくれるだけでも、開催に意義があります」

 米ツアーでの2つのプロアマ(AT&Tペブルビーチ、デザートクラシック)の中継解説をしたこともある川田太三氏も開催に期待を込める。「ペブルビーチのほうは著名人が多く、デザートのほうは一般アマを数多く集めるという違いがあるが、この大会はどれにもあてはまらないようだ。しかし、ともかくやってみることです。隆盛な女子ツアーに負けずに、プロたちはひた向きにアマと接し、技術だけでなくジェントルな態度を見せて盛りあげてほしい」

 新大会が、男子ツアー浮上の起爆剤となるか……。

  
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