ぬか喜びから一転ハッピーエンドになった話
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/10号
2019/09/05更新

ぬか喜びから一転
ハッピーエンドになった話

 欧米ツアーでは多くの大会でパー3のティ近くにホールインワン賞の高級車が展示されている。米下部ツアーのコーンフェリーツアーのポートランドオープンでもBMWの高級SUV車が置かれたホールでエースが飛び出し、選手が大喜びするシーンが見られた。しかし、それは……。

 BMWのX7(国内販売価格は約1100万円~)が展示されたパー3で、見事ホールインワンを達成したのはクリス・ネーゲル(36)。同ツアー6シーズン目で、これまで獲得した賞金額は合計で17万2300ドル余り(約1800万円)という苦労人。高級車はさぞや嬉しかったろう。

 ところが、この展示車は単に宣伝のために置かれたもので、賞品ではなかった。“天国から地獄"とはこのこと。しかしながら、メディアには格好のエピソード。さっそくネットに記事がアップされた。 すると事態は急変。週明けの水曜日、地元ポートランドのBMWディーラーなどが共同でやや小型だが、同X3の2年間の無償リースを申し出たのだ。

 似たような話は過去にも。16年のHSBCチャンピオンズ3日目。マット・クーチャーはキャデラックの大型車が展示される17番パー3でホールインワンを達成し、大喜び。ところが、大会側はスタート前に選手に 「17番ホールはティの状態が悪いため、本来200ヤードのところを193ヤードに短縮します。これにともない、ホールインワンに備えて契約していた保険の適用外となったため、今日のホールインワン賞はありません」と通達していた。

 これもメディアにはおいしいネタ。ネットで大きく紹介されると、キャデラック(ゼネラルモーターズ社)は「イメージに傷がつく」と判断したようで、後日、クーチャーに好きなモデルを贈呈すると連絡してきたという。

 今後は選手が “ぬか喜び"するような展示はやめたほうがいいのかも!?

  
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