J・ローズも哀悼の意。欧州選手ゴードンJr.60の若さで逝く
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/09/03号
2019/09/04更新

J・ローズも哀悼の意。
欧州選手ゴードンJr.60の若さで逝く

 スコットランドを代表するプロゴルファー、ゴードン・ブランドJr.が心臓発作のため今月初旬に逝去した。享年60

 日本ではそれほどなじみのあるプレーヤーではなかったかもしれないが、欧州ツアー8勝、欧州シニアツアー2勝の実績がある。1982年のルーキーイヤーに、グレッグ・ノーマンを破っての初勝利を含めて2勝。87年のライダーカップでは、ベン・クレンショー、スコット・シンプソンを破り、アメリカで開催されたライダーカップでの初めてのヨーロッパチームの勝利に貢献している。これを含め、ライダーカップには2度出場。また、86年には1ラウンドに4つのイーグルを達成するという記録も打ち立てている。

 しかし、印象に残るのはその成績自体よりも、彼の人柄による部分が大きかったと欧州メディア。ユーモアがあり、選手たちがしのぎを削る厳しい世界にあっても、ときにジョークを飛ばしてはツアープレーヤーたちを笑わせ、慕われてもいた。また、ゴルフファンにとってはラジオのコメンテーターとしてもおなじみで、軽妙な語り口には定評があった。

 「ヨーロッパツアーの誰もが、ゴードン・ブランドJr.他界のニュースを聞き、深い悲しみとショックを受けています」と語ったのは、欧州ツアーのキース・ウォーターズCOO。亡くなったすぐ後の試合にも出場予定だったほどで、突然の訃報にショックを隠せないようだ。

 ジャスティン・ローズは「とても悲しい。子どもの頃に、彼からサイン入りのボールをもらったことをよく覚えているのに……」とコメント。

 早すぎる死ではあったが、記憶に残る選手。ご冥福をお祈りします。

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