ドライバーテスト問題デシャンボートーマスがモノ申す!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/08/20_27号
2019/09/2更新

ドライバーテスト問題
デシャンボートーマスがモノ申す!

 先の全英オープンの前、ザンダー・ショーフリーのドライバーが不適合と指摘され話題になったが、ドライバーのテストに対しさまざまな意見が飛び出している。

今回も言わせてもらいます(デシャンボー)

 まず、ジャスティン・トーマスいわく「ドライバーをしばらく使っていると飛ぶようになってくる。それはフェースが少し磨耗してくるからだ」。トーマス自身、全英の直前にヘッドを変えていたが、それは「不適合かどうかを心配したのではなく、(フェースに)ひびが入ることを気にして」自身のタイトリストTS3ドライバーをメーカーにチェックしてもらった。すると、CT値が257を超えるギリギリのところだったという。つまり、「テストされるまで、自分自身が認識しないまま、不適合のドライバーを使っているプロがいたり、いなかったりすることになる。これは公平ではない」ということになる。

 一方、ブライソン・デシャンボーの意見は、過激にゴルフルールの変更を示唆している。「(試合後に)優勝者か、トップ5の選手のクラブをテストすべきだと思う。自動車レース・ナスカーのように、不適合ドライバーを使って優勝したとしても、選手は(メーカーから)適合とされてクラブを渡されている以上、不適合かどうかを知るすべがないのだから、失格にすべきではない。試合そのものは成立させて、賞金とともに優勝を認めて、例えば(優勝で与えられるべき)フェデックスポイントの半分だけを与えるようにすべきだと思う」と語る。

 デシャンボー自身は、ボールの初速や回転数を測る機器を持ち歩いており、適合ドライバーを使用していることに自信を持っているようだが「500回もコースで使えば、(反発係数には)大きな差が出てくる」と、ゴルフ規則の4-1aで規定されている不適合クラブの使用者を失格にする規定を変えるべきだとしている。

 この問題の着地点はまだまだ見えない状況だ。

  
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