全英の〝裏試合〞にもドラマ。立役者はトランプ!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/08/13号
2019/08/29更新

全英の〝裏試合〞にもドラマ。
立役者はトランプ!?

 全英オープンの裏で行われた米男子ツアーのバーバゾル選手権でトランプ大統領の“ゴルフパートナー"ジム・ハーマンが優勝を飾った。

 ハーマンはトランプ氏が所有するニュージャージー州のトランプインターナショナルベッドミンスターの元アシスタントプロ。大統領とは15年来の付き合いでよく一緒にラウンドする仲だという。

 トップに立った金曜日の夜に電話があり、大統領直々の激励を受けて臨んだ3日目。コースレコードタイの「62」と爆発。最終日は苦しんだが後続を突き放して先頭でゴールを駆け抜けた。

 「(トランプ氏と)こういう関係を築いてこられたことに自分でも驚いている」

 つい2週間前も一緒にプレーしたばかり。その際「グリップとパターをコンベンショナルなスタイルに戻したほうがいい」と大統領からアドバイスを受けたのだとか。勝因はそれがすべてではないが、トランプ氏の助言が一因になったのは確か。

 今季は20試合中16試合で予選落ちし「下部ツアー行きを覚悟していた」矢先の3年ぶりの勝利。勝った翌日には再びトランプ大統領から祝福の電話がかかってきて「メラニア夫人とも会話を交わした」のだとか。

 「長い付き合いなのを改めて実感した。トランプファミリーには感謝しかない」とツイッターに綴ったハーマン。

 41歳になり“崖っぷち"だった男に起こった奇跡。夫の優勝を見届けようと、妻は内緒で二人の子供を連れ、最終日の朝4時にフィラデルフィアの自宅を出発し、遠路はるばるケンタッキーまで9時間車を飛ばし来場。普段から仲間の選手が優勝するたびに家族が出迎えるシーンを見て「あれがやりたい!」と言っていた子どもたちをその瞬間に立ち合わせることができ「感無量」だった。

 それにしてもゴルフのマナーが悪いと評判のトランプ氏が復活優勝に一役買うとは。たまには良いこともする!?

  
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