どうする!?”イケメン”プロジェクト前途多難
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/9号
2019/08/19更新

どうする!?
”イケメン”プロジェクト前途多難

 弊誌でも紹介した、JGTOの「ゴルフFAN!プロジェクト」。イケメンプロを前面に押し、女性ゴルフファンを獲得しようという狙いだが、現状はかなりさびしい状態だという……。

 このプロジェクトはJGTOが、下部ツアーで活躍する若手イケメン選手を中心に起用し、さまざまなイベントを開催して、女性ファンを取り込もうと今年3月から始めたもの。

 皮切りは「PGMゴルフアカデミー銀座」で行われた「インドアゴルフ女子会」。

 "イケメンプロ"10人をキャスティングし準備万端だったが、参加者は28人。5月にはAbemaTVツアーのHEIWA・PGMチャレンジで「プロアマ女子会」を開催。こちらもプロ10人が参加したが、集まった"ゴル女"は30人。さらに太平洋クラブチャレンジへの観戦ツアーでは新宿から観光バスをチャーターし、現地ではJGTO会長、青木功がナビゲートするサービスにもかかわらず、参加者はたった14人。もちろん費用は参加者が多少は負担しているが(観戦ツアーでは弁当代5000円のみ)、ほとんどはJGTOの出費。その予算金額はあくまで推定だが、年間4000万円といわれている。しかもある関係者は「それでは済みそうもありません。やって悪い企画ではないが、費用対効果を考えると……」と嘆く。

 テレビ解説者のタケ小山氏は「行く先々で、ある代理店への利益誘導ではないかとの噂を聞きますよ」。返す刀で「はっきりいって愚作そのもの。もし4000万円あるならチャレンジの試合を4試合やったほうが絶対いい。試合から"スター"が出現してこそ人気が出る。この企画は上滑りしているとしか見えません」とバッサリ。

 そもそもそんな企画をやっていることさえ知らなかったという声が聞こえてきそうだが……。

  
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2019/03/08 JGTO「ゴル女」創出プロジェクトスタート!

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