今年の全英ペットボトルの水はナシ、ステンレスボトル配布
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/2号
2019/08/19更新

今年の全英ペットボトルの水はナシ、
ステンレスボトル配布

 R&Aが今年の全英オープンで国連の海洋汚染防止のキャンペーンの一環として、ペットボトルの水の販売をやめ、何度も使用できるステンレスボトルに替えると発表した。

 廃棄プラスチックによる海洋汚染が問題視されるなか、国連環境局のダニエル・クーニー氏は「スポーツは環境問題について世界中の観客、視聴者が考える機会を提供してくれる。プラスチックによる海洋汚染に立ち向かう今回の新提案を歓迎したい。全英オープンは、飲み水やそれに関連した自然環境への影響について考える大きな機会になるでしょう」と語る。

 具体的には、まず約5000のステンレス製のボトル(水筒)がギャラリーに無料で配られる。さらに、会場ではブルーウォーター社が水の配給ステーションを設け、ギャラリーたちはここで水をボトルに入れられる。また同社の水筒が、5ポンド以下の特別価格で販売されることにもなるという。さらに、選手には、名前入りの特別仕様のステンレスボトルが配られ、それも数量限定で、全英の会場で販売されることになる模様だ。

 R&Aのマーチン・スランバースCEOは「全英オープンは世界でもっとも美しいリンクスコースで開催され、自然環境や沿岸水域のシステムと密接な関係がある。私たちはプラスチックが世界の海を汚染していることを学び、一回限りで捨てられるプラスチックボトルの使用を全英オープンでやめ、ゴルフファンやプレーヤーたちに、プラスチックに代わり、より持続可能な素材の使用を勧めるため、一歩を踏み出さなければならないと感じました」と語っている。

 先週の小欄ではアディダス社の廃プラスチックを使ったゴルフシューズの発売を紹介したばかり。プラスチックを使わない、は世界の流れになる!?

  
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