「マキロイとも話し合った」選手とUSGA対立問題に新見解
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/2号
2019/08/19更新

「マキロイとも話し合った」選手と
USGA対立問題に新見解

 全米オープンのコースセッティングを巡り、選手たちの不平、不満が募りUSGAとの関係が"一触即発状態"であることは、以前にも紹介したが、今度はUSGA側が反論(?)だ。

 この状況を重く見たUSGAは、マイク・デイビスCEOに代わって、コースセッティングの責任者になったシニアディレクターのジョン・ボーデンハマー氏が選手たちの意見を一部取り入れるといった内容のコメントを出した。「私たちもゴルファーです。聞く耳を持っているし、(書かれた意見も)読んでいます。さまざまな声を聞くことが重要だと思っているので、多くの過去のチャンピオンや選手たちから話を聞いています。批判の声もあったが、それらも考慮に入れています。今は、私たちの関係は良い状態だと感じているし、素晴らしい全米オープンになると楽しみにしている」

 実際にUSGAと話し合ったローリー・マキロイは「USGAは過去何年かのいくつかの失敗を認めている。僕は彼らに改善のチャンスを与えるべきだと思う。とはいえ、今回のペブルビーチで改善されなければ、それこそ大問題になる」と語っている。

 そうした選手側の意見に対して「全員を満足させることはできないと思う。でも彼らも私たちがコースをわざとトリッキーにしたり、どうしようもなく難しくしようとしているのではないことを理解すべき」とボーデンハマー氏。

 もともとペブルビーチはリゾートコースで、手をつけるにしても限られたことしかできないし、コースの難易度は風や天候によるところが大きい。そうした意味で、セッティングに“大問題"が発生するケースは少なそうだが、問題は来年の全米オープン開催地である、ニューヨークのウィングドフットGCではないかとする声も多い。タイガーは「狭いフェアウエイと深いラフが必要」と、セッティングについて語っていたが、どうなるか。USGAはまだまだ気が抜けない。

  
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