「さあ、走り続けよう!」米女子ツアー新キャッチフレーズ
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2019/04/16号
2019/04/11更新

「さあ、走り続けよう!」
米女子ツアー新キャッチフレーズ

創立70周年を迎えた米女子ツアー(LPGA)が新キャッチフレーズを発表。注目のワードは「Drive on」。そこに込められた意味とは?

 「Drive on」を直訳すると“走り続ける"。このキャッチフレーズはLPGAの創設メンバーに敬意を表し開催されるバンクオブホープ・ファウンダーズカップ直前に発表された。70年に渡り、さまざまな障害を乗り越え、数多くの女性にチャンスを与えてきた同ツアー。来し方の軌跡を忘れることなく「未来に向かって走り続ける」という決意が「Drive on」に込められているという。

 女子ツアーの人気が低迷していた15年前には「These girls rock」(彼女たちはロックする)のキャッチフレーズでブランドイメージの向上を目指したこともあった。だがその効果は期待ほどではなく……。

 しかし近年、コミッショナーのマイケル・ワン氏がグローバル路線を主導し、スポンサー拡大に奔走。インターナショナルツアーとしての付加価値を前面に押し出すことで、アメリカ国内だけでなく海外の企業を巻き込み、新規スポンサーを獲得してきた。そして今回、これまでに構築してきたブランドイメージをさらに向上させるべく「Drive on」を旗印に掲げたのだ。

 アニカ・ソレンスタム、ロレーナ・オチョアといった圧倒的な女王がいなくなってからツアーでは世代交代が進むとともにアジア勢、特に韓国勢が上位を占めるようになった。米女子ツアーといいながらアメリカ以外でのスケジュールが増え、アメリカ人プレーヤーの存在感は年々薄れていった。

 今季も韓国勢の優勝が多いが、昨シーズンはアメリカ勢の勝利数が韓国勢のそれを上回り、米国内での人気も戻りつつある。

 13人のファウンダーズ(創始者)からスタートしたツアーは、いま世界の少女たちが夢見る舞台となった。これからも前進あるのみ。まさに「Driveon」だ!

  
【関連記事】こちらも注目です!
2009/06/26 米男女メジャーが同会場で2週連続開催など、女子ツアーをめぐる最新情報
2010/06/25 米女子ツアーで1年ぶりにアメリカ人が優勝した

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト