遅いってば!優勝が霞むホームズのスロープレー
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/03/12号
2019/03/07更新

遅いってば!
優勝が霞むホームズのスロープレー

  オープンで優勝を飾ったJ・Bホームズ(36)だが、話題になったのは彼の勝利よりそのスロープレー。とにかく、遅い!

 リビエラの4番パー3のグリーン。ホームズがグリーンリーディングブックを読んでいる。キャディに促されるように顔を上げると、自分のボールのところへ行き、一瞥してから、ボールの反対側へ行き、グリーンを調べ戻ってくる。キャディを後ろに立たせ、パットをする姿勢をとる。キャディが離れてから、もう一度、グリーンを読んでやっとバーディパットを試みる。この間1分10秒。リーディングブックを読んでいるシーンからは1分19秒。このスロープレー映像がネットに出回り、翌日にはなんと37万回近く再生された。

 この日の実況担当で、NBCの名物アナウンサー、ジム・ナンツが「ホームズは入手できるすべてのマップやデータを駆使してパッティングをしている」と皮肉たっぷり。ラウンドレポーターのピーター・コスティスは「問題はジャスティン・トーマスやアダム・スコットが打っている間に、ショットやパットの準備をする十分な時間があったのにそれをしなかったこと」と批判。

 ホームズ本人は「時速25マイルの強風が吹くなか、大きな賞金とポイントがかかっているのに、どうしたら早くプレーできるというんだ。これでも、以前よりプレーが早くなっているんだ。これまで自分は時間を計測されたことも注意を受けたこともない」と反省の色はなし。昨年のファーマーズインシュランスでは、18番のパー5で刻むショットに4分をかけて批判を浴びたホームズ。本人は良くても同伴選手はたまらない。

 数々の手術を克服して、4年ぶりのツアー5勝目。本来なら、勝利を讃える声が聞こえてくるはずなのに今回は自ら台無しにした格好。それにしても、今週は前頁からプロの“不始末話"ばかり。こんなこともあるのか。

  
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