クーチャーメキシコ人キャディへのギャラ問題が波紋!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/03/12号
2019/03/07更新

クーチャーメキシコ人キャディへの
ギャラ問題が波紋!?

  ツアーで"もっともいい人"と評判のマット・クーチャーに醜聞が持ち上がった。しかも金絡みとは……?

 昨年11月、マヤコバクラシックでクーチャーは4年ぶりにツアー優勝を飾っている。直前で出場を決めたためエースキャディは不在。急きょメキシコ人のローカルキャディを雇って、優勝し120万ドル以上(1億3000万円超)を稼ぎながらキャディに支払ったのは5000ドル(約55 万円)だった。

 契約にもよるが、ツアーキャディの場合、優勝したときのボーナスは10 %が相場なので、今回であれば1300万円。今回は帯同ではないので、この限りではないが、わずか55万円という金額に全米のメディアは騒然だ。

 「150ドルの料理を食べて1ドルしかチップを払わないようなもの。高い金額で料理を提供しているんだからウエーターの給料もいいだろう。だから1ドルしか払わない、という笑い話があるが、まさかそれがクーチャーだったとは」(USAトゥデイ)と辛辣だ。

 ジェネシスオープン直前に、ことの次第を聞かれたクーチャーは「2人の間ではきちんと話し合いができていた。トップ10に入ったら4000ドルのところプラス1000ドルのボーナスを払った」と説明。さらに、「(この件が明るみに出たのは)きっと誰かが『もっと貰うべき』と入れ知恵したんだろう」とも。

 エースキャディは「彼はいい人。悪い扱いをされたことはない」と弁護するが、「入れ知恵をしたのだろう」のコメントは軽率だった気が……。

 結局、後日、クーチャーはPGAツアーの公式サイトに謝罪文を掲載。ローカルキャディに直接電話し、ギャラの支払いを約束したという。

  
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