「カップの後ろは板だ」A・スコット新ルールでパット復調
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2019/02/19号
2019/03/01更新

「カップの後ろは板だ」
A・スコット新ルールでパット復調

  ピンを立てたまま打つことができる新ルールを味方に、アダム ・スコット(38)のパッティングが復調。今年こそ勝利の予感?

 長尺パターが禁止されて以来、過去2年勝ち星に恵まれていないスコット。しかし、ピン立てパットとクロウグリップで、調子を取り戻している。「今の自分のパッティングを気に入っている。これほど長く、連続してパッティングでストローク数を稼いだことはないと思う」とスコットが語ったのは、先のファーマーズインシュランスの3日目を終え、最終日最終組でラウンドすることが決まった時だ。

 米ツアーのスタッツで、ストロークゲインドパッティング(SGP)という項目がある。パット貢献率と訳されるものだが、参戦した他選手と比べ、パッティングで1ラウンドどれだけ稼いだかを示すもの。昨年、スコットはランキング165位のマイナス0・285だったが、ファーマーズでは、プラス1・198打。これがきいて、今季全体ではプラス0・754、ランキング24位まで上がっているのだ。

 ピンを立てたままでのパッティングについては、スコット自身は深く考えたわけでなく「心理的な要素がある」としながらも、「ルールが変わったと聞いた時にこれをやってみるべきだと感じた」という。実際にプレーしてみると「カップの後ろに板があるような感じ。カップの中央に垂直にピンが立っているのだから、狙いを定めやすくなった」と話す。

 ファーマーズでは、ジャスティン・ローズに及ばず2位だったが、米ツアー14勝目もそう遠くはなさそうだ。

  
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