すでに慣れている人は混乱必至!?新ルール
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/12/25号
2019/01/15更新

すでに慣れている人は混乱必至!?
新ルール

 新ルールが来年1月から施行されるが、その前にゴルフコース設計家協会主催の講習・説明会に参加してみたところ……。

 同協会が講師として招いたのはJGA(日本ゴルフ協会)規則統括部長、オープン事業推進本部ルールズディレクターの市村元氏。JGA発行のルールブックも手がけ、今、日本で新ルールに"もっとも精通する人"である。

 氏の解説のもと、新ルールの特徴を10個列記する。①できるだけ簡単にわかりやすく。②プレーヤーの誠実さと、責任を明確にする。③できるだけ同じ処置、手続きにする。④意地悪な罰をなくす。⑤プレーのペースを支援する。⑥ゲームの未来の強化。⑦コースデザイン、メンテナンスの進化に対応。⑧救済手続きを簡単にする。⑨ペナルティエリアを設置することでウォーターハザードの処理が明確に。⑩用具に関する規則。この記事では、10項目すべてを解説できないのでポイントとなる箇所を紹介しておこう。

 まず①、平易な文言を使用し、カラー図解を多用している。②ではゴルフだけの独自性である「自身で規則を適用し、罰を課すゲーム」であることを強調している。救済措置をとる際にマーカーに告げる必要もないし、プレーヤーが合理的に行った決定は尊重される。後でビデオを見て裁定がひっくり返ることはない。つまり、ゴルファーを信用し(性善説)、ゴルフは「推定」のゲームであることを明確にしている。リプレースする箇所がわからない場合もすべて推定してリプレースする。③では「ルースインペディメントはすべての場所で取り除くことができる」が端的な例だ。④では「偶然の行為」についての罰は廃止。捜索中や、グリーンで偶然に球を動かしたり、偶然に2度打ちしたり、旗竿や付き添っている人に偶然に当たった場合も罰はない。⑧ではドロップの方法について「ひざの高さから真っ直ぐに落とす」。自分のひざの高さなら、何センチ高いとか、低いとかの論議は無用。⑩ではバッグに何か入っているだけでは罰はない。実益がなければ罰はないということ。

 今回の新ルールについての見解を市村氏は「明らかに簡単になり、抜本的変更なので、これからゴルフを始める人も受け入れやすくなると思う。ただ、なじんでいくためには時間がかかり、多少の混乱もあるが、R&A、USGAの決断は正しいと思います」。

 ちなみに、小誌では12月25日発売の新春合併号の付録として新ルール解説ブックがつくので、勉強のお供にどうぞ。

  
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