息子の経営センスが問題?トランプコース赤字拡大
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2018/11/13号
2018/11/16更新

息子の経営センスが問題?
トランプコース赤字拡大

  トランプ大統領のコースがスコットランドで不人気のようで……。

 トランプ米大統領が、就任以前に買収したり開発したりした2つの名コース、ターンベリーとアバディーンのゴルフリゾートが赤字を出し続けている。米紙が報じたところによれば、2017年にこの2つのコースで607万ドルの赤字を計上していたことが明らかになった。ターンベリーは442万ドル(5億円弱)、アバディーンは165万ドル(1億8500万円余り)の赤字という。

 資産が3000億円を超えるトランプ氏にとっては、6、7億円の赤字など大したことがないようにも思われるが、ターンベリーに関しては、半年間クローズして大改造を行ったにもかかわらずの赤字。アバディーンに関しては、一昨年の185万ドルから165万ドルに赤字幅を縮小させているものの、2012年の開場以来、いまだに黒字になった年がない。それでも、巨額の費用で開発したこのリゾートに、さらに500の住宅や50のコテージ、ショッピングセンター、乗馬施設などを建設する予定という。住宅地を開発することで利用者増を図ろうということなのだろうが、砂丘保護から地元の反対が少なからずあり、訴訟問題にまでなっている。

 本来なら、大統領の資産は任期中は凍結されるのが一般的だが、息子たちなどが経営する形で、ごまかして(?)いる。この2つのコースに関しては、息子のエリック・トランプ氏が経営を行っているのだが、エリック氏は「(北海原油の)石油価格の下落とスコットランド北西部地域の経済不況によって地元の消費が落ち込み、その結果3%の売り上げ減となった。しかしながら、経費節減などにより赤字幅は減少している」と話す。やはり、ビジネスについては、大統領のほうが上で、息子たちでは少し心もとないところがある。

 もし、トランプ氏の再選があれば、退任までの間に資産が大幅減となったりして……。

  
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