J・スピース想定外の事態で罰金2万ドル
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/10/02号
2018/09/26更新

J・スピース想定外の事態で
罰金2万ドル

  ジョーダン・スピースが出場試合不足で米ツアーに約220万円の罰金を支払うことになりそうだ。

やっちまった

 今季1勝もできずに、最高位がマスターズの3位というスピース。先のBMW選手権で、最終日73を叩いてフェデックスカップのポイントは31位に。これでツアー選手権の出場資格を失ってしまった。出場すれば、最下位でも1500万円強の賞金が得られたことを考えれば、これだけでも痛手だが、実は米ツアーが求める出場試合数も足りなくなってしまった。これにより2万ドル、あるいは3試合の出場停止処分を受けることになったのだ。

 2年ほど前、米ツアーはトップ選手も“マイナーな"試合に出場してもらうため、フィールド強化規定を作っている。これは過去4年出場していない試合に少なくとも年間1試合出場しなければならない、出場しない場合は年間最低25試合消化しなければならないというもの。マイナーな試合に出場していなかったスピースだが、今季BMWまでに23試合出場。これにプレーオフ最終戦のツアー選手権とライダーカップが加われば、25試合ということになったのだが、プレーオフ最終戦への出場権を逃してしまった。BMWが始まる直前、「この試合で10位以内に入らないとフェデックスカップ(プレーオフ)の優勝はより難しくなる」と語っていたスピース。まさか、優勝どころか、最終選に出場できなくなるとは思ってもいなかったようだ。

 この罰則が適用されるのは、スピースが初めて。今季約280万ドルを稼いでいるスピースにすれば、2万ドルというのは大した金額ではないかもしれない。しかし、初めて適用されたことから、今後この罰則規定が「スピースルール」と呼ばれてしまうかもしれない。

  
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